博士になりたい重度自閉症「はかせ」の日記

「はかせ」はタイ プーケット島 で2005年7月に生まれ3歳の時に自閉症と診断された。2012年11月に母のふるさと北海道に来た。話せないし、文字を書けないけど 文字盤で伝えることは出来るので日記を書こうと思った。(母記)

2022年10月1日(土曜日)🚀ロケット教室🚀

はかせは あかびらに いきました。

ロケットきょうしつに さんかしました。

うえまつさんと おはなしも できました。

おはなし 「おもうは まねく」

はかせの おもいも かなうかな。

 

おおきな かいじょうで はじめ はいる ことが できませんでした。

でも おかあさんと トイレを つかわせて もらって 

うけつけが できました。

それから きょうしつに はいって せきに つきました。

でも すわって いられなくて

きょうしつの すみに いどうして うえまつさんの はなしを きいて いました。

「おもうは まねく」

おはなしの ないようが あきらめない はかせに おうえんして くれている ようで げんきに なった。

おはなしが とても はかせには ひびいて きたんです。

じぶんで できることを やって

できないことを たすけて もらう。

おはなし うれしかった。

おかあさんと おないどしで とても がんばって 

いまの うえまつさんに なったんだ と わかり

おはなしが おなじしょうがいの ともだちにも おしえて あげたいと おもいました。

ロケットせいさくは

(ゴム)ひもを とうして むすんだり

はかせの しじで おかあさんが パラシュートを たたんで くれて

なまえを かいて

うえまつさんに 「とぶのか しんぱいです。」と はなしたら

さいしゅう チェックを してくれて

たいこばんを おして くれました。

ありがたいです。

そのご ロケットを とばし ました。

ボタンを おすまで ドキドキでした。

おしたら ビューンと とんで パラシュートが ひらいて ゆっくりと おりてきて

うえまつさんが つかまえて くれて いました。

「ぶじ とんだね。」と いって ロケットを わたして くれました。

うれしかったです。

おうえんして くれる ほかせの ともだちも おはなしで よろこんで いました。

いって よかったです。

おはなしで やめとけば と いわれた けど

それで なかに はいれなかった はかせ でしたが

おはなしの 「どうせむり」 と 「だったら こうして みよう」

やってみたら できたんです。

ほんとうに うえまつさんに あえて うれしかった です。

おはなしが できたことも

おかあさんが こえを かけて くれたから

おかあさん ありがとう。