博士になりたい重度自閉症「はかせ」の日記

「はかせ」はタイ プーケット島 で2005年7月に生まれ3歳の時に自閉症と診断された。2012年11月に母のふるさと北海道に来た。話せないし、文字を書けないけど 文字盤で伝えることは出来るので日記を書こうと思った。(母記)

2024年1月18日(木曜日)泣いていたのは

いだいに いきました。

まちあいしつで ないている あかちゃんが いました。

おかあさんが あやしても なきやまなくて

おかあさんは こまって いました。

(あかちゃんの)いいたいことが きこえて

「かえりたい」

「ちゅうしゃ きらい」

「まだまだ まつの いやだ」

いいたいけど あかちゃんは はなせません。

おやは みずが のみたいのかと おもって

かんごしさんから みずを もらいましたが

あかちゃんは きょひ して

「ちがうんだってばー」と また なきました。

いがいと ちゅうしゃの ときは かんごしさんに はげまされて うろたえずに できて いました。

おやから すると ないている わけが わからなくて 

あやすのが たいへんそうで 

はかせが はなしかけて なきやませようと おもい やってみました。

なきやんで くれたよ

でも また ないていた。「はやく かえりたい」だって。

 

べつの あかちゃんは うまれて いっかげつで

「とても しあわせ」と いいました。

「だって ずっと あいたかった おかあさんに あえたから」

と うれしそうでした。

 

(はかせの)かあさんも いいました。

はかせが ないているとき りゆうが わからなくて こまった って

あいじょうが いっぱいで かあさんは かぜたいじを するため 

びょういんへ つれて いって くれたから

おたふくで にゅういんした ことも あったね 

と はなして くれました。

(診察室で いつもは)かあさんが いうから

はかせの たいちょうに ついて じぶんで いっていなかった けど

RPMで つたえられるように なれたから

きょうの しんさつで かあさん じゃなくて じぶんで つたえました。

おくすりの りょうも ほっさが おおいから ふやそうか と なったけど

おなじに してもらい ました。

だって ほっさのわけ 

ともだちとの はなしに むちゅうに なったから なので

そういうふうに せんせいに つたえられるように なった。

かがく がんばります。

せんせいも おうえんして くれました。

 

ドキュメントに かんしんのある ともだちが きていて

はかせの きょうの できごと すごいと おもう と いってくれた。

どこで やれば RPMできるのかと

わいしゃつが まぶしい がいこうじんの おとなが はなしている ので

がやがや してきたから おわりです。