博士になりたい重度自閉症「はかせ」の日記

「はかせ」はタイ プーケット島 で2005年7月に生まれ3歳の時に自閉症と診断された。2012年11月に母のふるさと北海道に来た。話せないし、文字を書けないけど 文字盤で伝えることは出来るので日記を書こうと思った。(母記)

2021年11月30日(火曜日)

かあさんに つれられて いだいに いきました。

コロナワクチンせっしゅ の ため でした。

うけつけまでは たぶん だいじょうぶと おもっていた。

でも なまえを よばれて せきに ついて ちゅうしゃを みたら 

にげたくなって にげて いた。

しょうにかに いどうして せんせいに あって

おはなしを して がんばって みようと とりくんで みたけど

やっぱり こわくて 

ごじ(五時)まで まって もらった けど

やっぱり こわいほうが まさって むりと

かんごしさんに いいました。

はかせのため なのに できなくて すまない きもち でした。

そのことも おかあさんが もじばんを もって きて くれたから

つたえる ことが できました。

コロナワクチン については おかあさんと はなして きめることに しました。

おいしゃさんたちに はかせの きもちを きいて もらえて

かんがえて こたえ られて 

やさしい かんごしさんで たすかった。

おかね(ご褒美)よりも ちゅうしゃを することが むり でした。

おこずかい もらえないけど しかたないと おもう。